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■“暮らしに役立つ”自販機、じわじわと増加中。

■“暮らしに役立つ”自販機、じわじわと増加中。
 日本を訪れる外国人観光客がまず驚くのが、街中のいたるところで目にする自動販売機の多さだといいます。その数、全国で約540万5000台、年間売り上げ約7兆円(07年度:日本自動販売協会)! その一方で、「電気のムダ遣い」「場所をとり過ぎる」などと環境面で批判されたり、私たちの生活に密着しているにもかかわらず肩身の狭い思いをしている自動販売機。そんな状況の中、このところ「社会貢献」の役割を担う自販機が広がりつつあります。

[AEDが内蔵された自販機]
 缶ジュースやコーヒーなどの自販機に、AED(自動体外式除細動器)のオレンジ色の箱が“同居”しています。自販機表面には大きくハートのマークとAEDの文字が。30万円前後するAEDの購入費は自販機業者が全額負担。その代わり新規で自販機の設置場所を確保できるという「置かせてもらう側」と、無料でAEDが整備できる「置かせてあげる側」の相互メリットが成り立っています。現在、主に官公庁や学校施設などに拡大中です。

[災害時無償提供自販機]
 地震などで停電した際にもバッテリーで稼動し、ボタンを押すと無料で飲料水の入った缶が出てくるという自販機です。1台に約500缶がストックされており、学校、病院、大企業などで導入が進んでいます。サントリーフーズでは、07年に約1700台を導入、08年はさらに1000台を予定しています。

[ボランティア・ベンダー]
 飲み物を1本購入(120円)すると、その中から自動的に3円が『WWF(世界自然保護基金)ジャパン』などの団体に寄付されるというシステムです。内訳は、1本につき、飲料メーカー・設置者・自販機業者(「八洋」)が各1円、計3円を拠出するという仕組みです。

[住所表示ステッカー]
 05年から、屋外の自販機を対象に設置場所の住所が貼られています。外出時、119番など緊急通報するときに、いまいる自分の居場所を自販機が教えてくれるというわけです。

 設置場所の争奪競争など、もはや飽和状態といわれる自販機業界ですが、私たちの暮らしに“役立つ顔”を付加することで、新たな活路を見い出そうとしています。

※参考:朝日新聞
サントリーフーズ http://www.suntoryfoogs.co.jp/

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